今日はこのニュースを読んで下さい↓
『<母親虐待>がん74歳、殴られ庭で寝起き 長男逮捕』
まずは一言・・・
大人から子供まで虐待か!?
この国は、いったいどうなってんの?
こういうニュースを読むと、なんとも情けない寂しい気持ちになります。
確かに介護って大変なんですよね。
しかも、面倒を見ていたのが独身の息子。
独身の男で親の面倒がきちんと見れるという人は、よほどに親思いか、金銭的に裕福があって第三者の手が借りられるとか、施設に入れることが出来ることかでなければ、きっと親は邪魔者になるんですよ。
だからって虐待していいなんてわけがない!親は親ですからね。
どんな暮らしをしてきたのかは、このニュースからではわかりませんけど、
一応は一緒に暮らしているということは、母親が元気な時は、悪くもない親子関係だったのでしょう。
ただ、親子でも夫婦でも、「男(夫、息子)」が介護する側になると、虐待という悲劇になることが多いようです。
やはり「女(妻、娘)」と違って、毎日の家事や介護にまごついてしまい、それがストレスになり、いつしか虐待になるのだそうです。
「女(妻、娘)」と違って「男(夫、息子)」は、近所付き合いにも乏しく、外に助けを求めたり、情報を求めたりすることに抵抗を感じることが多いようなので、精神的にも追い詰められてしまうことが多いようです。
男女平等とはいえ、たぶん家事労働は男より女の思考に合ってる仕事なのかもしれません。
親に暴力を振るうまえに、役所や福祉に相談だけでもしてみたり、介護者とうまく距離をあける方法があれば、こんなことにはならないのでしょう。
そして、この被害者の母親も、大家に市役所の保護を受けるか警察に通報するよう説得されたのを拒否したという経緯があり、もしこの時に何らかの措置をとっていたら、こんな亡くなり方はしていなかったのかもしれません。
息子からの虐待の事実を隠し立てしていたのか?それとも公になれば、もっと虐待されると息子を恐れたのでしょうか?
なんとも哀れな母親の心です。
なんだか暗澹たる気持ちになるニュースですが、これから高齢者が増える社会になり、格差社会と呼ばれる構造がますます進むと、国の福祉が充実しない限りは、きっとこういう事件は増えるでしょうね。
老人が自ら姥捨て山に行くような国にしてはいけません。
国民は高い税金を払っているのですから、役人の無駄使いをやめさせて、国会議員もくだらないアピール政策(男女共同参画推進みたいな)に金をかけるのはやめて、もっと福祉を充実させることを考えて欲しいです。
『高齢者虐待:家族・親族で「母と息子」被害が最多…厚労省』